キリスト教葬儀に参加するときに知っておきたいこと①「香典で合っていますか?」

「香典で合っていますか?」

私を含む多くの日本人にとって慣れているのは仏教式の葬儀ではないでしょうか。それでも細かい作法などはわからないこともあります。ましてや、たまにしか参加する機会がないキリスト教式の葬儀の作法はわからないことだらけだと思います。仏教式と何が違うのだろうかと焦りながらも、失礼があってはならないと思い、急いでネットで検索をしたことがある人もいると思います。

こんなことを知っていたら安心できるだろう、ということを書いてみますので参考になれば幸いです。

そもそもですが、葬儀というのは亡くなられた方を想い、親族や関係者の方と共に嘆き悲しむことです。作法以上にその心が大切であることを先に申し上げておきます。

一般的にプロテスタントのキリスト教葬儀は礼拝会です。カトリック教会ではミサと言います。受付で誰でも葬儀の流れが書いてある式次第と呼ばれる紙をもらうことができます。仏教式と同じく、基本的には全体を通して司式をする牧師や神父に従い流れに合わせていれば大丈夫です。

さて、今回は香典について書きます。

香典はいくらくらい包んだらいいのでしょうか。
香典袋はどこで買ったらいいのでしょうか。
どのタイミングで渡したらいいのでしょうか。
考えれば考えるほど、悩んでしまうかもしれません。

まず、キリスト教式では香典のことを「御花料」と言います。最近では、コンビニでも取り扱っているところが多くあります。仮に御花料と書いたものを取り扱っていなくても、無地の香典袋を買って「御花料」と書いて使うことができます。よかったら覚えておいてください。

また渡すタイミングは葬儀のやり方によっても違います。一番初めに受付で渡すのが一般的であると思いますが、最近は葬儀の規模が小さくなり受付で渡す機会がない時もあります。そのような時は、喪主に挨拶をするときに一緒に渡すのもいいと思います。

最後に一番気になる金額について書きます。実は、仏教式と同じで決まった額はありません。「香典 相場」などと検索すると似たり寄ったりの金額が出てきます。近しい家族であればあるほど、金額が高いようです。

私は家族以外の葬儀の時の御花料を一律3000円と決めています。この金額に関しては色々な意見があると思います。ただ私自身は、周りの声を気にせず、葬儀に心を込めて参列したいと思っているからこそ決めました。ご自身の心の中で決めておくのもいいと思います。